レビュー:『山岳王』読みました。

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【はじめに】


こんにちは、砂糖次郎です。
そこそこ前になりますが、トレイルランナー望月さんの本、山岳王という本を読みまして今更ながら読んだ感想を書きたいなと思った次第です。

【MTSNの延長・・・・?】


山と渓谷社がやっているトレイルランの情報に特化したマウンテンスポーツネットワーク(MTSN)というサイトがあるんですが、そこで不定期で色んなインタビューとかレースの模様とかを記事にしていています。
特にTJAR周りの記事は報告書とは違った面を見ることができて、とても楽しく読ませていただきました。

この『山岳王』の著者は望月将悟さんなのではなく、松田珠子さんという方が書かれたものになります。

だから望月将悟さんをインタビューしたという本の形式になっています。


【掘り下げ方が浅い】


自分が学生時代、よく読んだニーチェの言葉で「いっさいの書かれたもののうち、わたしはただ、血をもって書かれたもののみを愛する。血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。」という言葉があります。
自分はこの考えにすごい共感していて、だからこそ、ニーチェ前とニーチェ後では読める本が極端になくなってしまったんですが、果たしてこの本は血をもって書かれたものであるんでしょうか。

ただ別に哲学者ぐらいまで追い込んで悩んで悩んで書けというのではありません。

やってればやっているほど分かる偉業をしている望月さんですが、どうしてそんなことが出来たのか、どういう考えがあって今まで生きていたのかを知りたいという声によって書籍化を企画したんだと思いますが、表面的なインタビューから文字を起こしたようにしか見えません。内面を推し量ること、また分からなければ何度も何度も言葉をぶつけて、言葉を引き出すのが著者の役割ではないでしょうか。

この本からは「望月さんが言っているなら、そうなんだろうな」という印象しか受け取ることができませんでした。

残念です。





【満足する本】


じゃあお前が満足する本ってなんだよってことで一部紹介しておきます。


「EAT&RUN 100マイルを走る僕の旅/スコット・ジュレク レビュー」
http://www.trailrunsugar.club/article/451112313.html

何度も書いてますが、スコット・ジュレクの本は本当に素晴らしいです。詳しくはこちらの記事をどうぞ





「レビュー本:激走! 日本アルプス大縦断 ~2018 終わりなき戦い~」
http://www.trailrunsugar.club/article/467769199.html

テレビ放送されたTJARを追う書籍化。内容が物凄く濃くておもしろいです。




以上になります。





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