レース:総合8位、第18回川の道フットレース(ハーフ/251km)完走記 その3

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【はじめに】



こんにちは、砂糖次郎です。
川の道フットレースの続きです。

前回はこちらから
レース:第18回川の道フットレース(ハーフ/251km)完走記 その2
http://www.trailrunsugar.club/article/499270477.html?1684018607


【CP19:旧三箇小学校:132.4km - CP20:魚沼橋南詰:161.2km】



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旧三箇小学校は仮眠スペースもあるエイドです。
水防学習館があるけども、ガッツリエイドはここのみ。
だから、ガッツリ休んでやるぞ・・・!とは思わずに当初は寝ることもせずにささっと食べてすぐに出発することを考えていたのですが、なんかめっちゃ疲れた。


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ひとまずお腹になにか入れようと思って、食べ物のところに!
あんまりみんな食欲ないらしいんですが、自分は普通に食べられます。
複数あるメニューの中からカレーをチョイス。さらに山菜の炒め物もいただきました。
本当はこんなに食べるつもりはなかったんですが、結構用意してもらったので悪いので、食べるといくらでも入る!
俺の胃は宇宙だ!

いっぱい食べたあとは荷物整理とシャワーを浴びます。
これまた当初は着替えるつもりはなかったんですが、寒かったんで。。。

さらに荷物の整理をして、充電して、左脛がなんだか痛かったので早めのテーピングをしました。

仮眠スペースで一時間だけ寝ることにしました。
早めについたミタニさんがそのままの勢いで走るのではなく、寝てたということなので、自分も真似することにしました。
完走することが第一ですが、出来るだけ早めにゴールしたい。
それだけの練習は積んでいるという自負がスタート前にはありましたが、心がぽっきり折れましたね。

仮眠スペースに寝袋を持ち込んだのですが、全然そんな必要はなく、普通に布団があったので、仮眠。
1時間後にアラームがなって、ぱっちり起床。
出発の準備をするべく、荷物の場所にいくとエノダさんがいましたのでエールの交換だけして出発しました。

エイドについたのは未明だったのですが、出るときは朝になってましたね。


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出発は朝6:30ぐらいでした。

いいお天気でした。
朝だからちょっとだけ涼しいかなというのもありましたが、そんなことを思っていたのは最初の1時間。
暑い。暑すぎる。。。





走れはするんで、日陰があるほうを選んで走っていました。
日陰はすずしい。

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のどかな景色が続きますが、進んでいる感がイマイチしない。
特にどんどん会う選手が減っていっているので、寂しい。
十日町に来ました。
アーケード商店街が並んで、かつては人気があったんだなあということがよくわかります。
ゴールデンウィークのためかほぼ閉まっている。もしくは民家になってしまっていて、商店街というべき形になっているのは少ししかなかったですね。ただ人の気配があるのはいいなって思います。

十日町らへんから、ツールド妻有の標識がよく見かけるようになりました。
話しか聞いたことがないですが、ロードバイクのイベントなんですよね。
出た人は特別なジャージが貰えるんだとか。
たしかにこういう地域を自転車で走るのは気持ちよさそうでしたね。

道はずっと信濃川沿いを走っているんですが、やっぱり地方なだけあって、アップダウンがあるんですよね。
いつしか上り坂を走るのはやめました。
疲れちゃう。下り坂も脛が痛いことがあって、そんなに飛ばして走ることはせずにぼちぼち走ってました。


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そんなダラダラ走っているとCP20につきました。

CP20に着いたのは5/4の10:29、スタートから23時間29分経ってました。

【CP20:魚沼橋南詰:161.2km - CP21:越の大橋西詰:178.6km】



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孤独に耐えかねて、フルの選手にあって話してくれそうな人はちょっと喋ることにしました。
かつて自分はウルトラ攻略について「つらいときは人と喋るべし」と言っていたのですが、このレースは全然人と喋れないです。
これが速いがゆえの試練なのかもしれないです。

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ここらへんで覚えていることはトイレのために各駅停車になっていたこと。
あと、この水力発電も通った覚えがある!
もりもり食べてしまったがゆえのことなんですが、コンビニ寄るといくんですが、イマイチ。。。
ただ途中からよくなってきて、また継続的に走れるようになったんですが、小千谷市は長いなーって思っていたところで、さすがにカフェインパワーを借りようと思って、自販機でコーラを買って、飲みながら歩いているとフルの選手に話しかけられました。

それがフルの常連のサダコさんとタマイさんでした。
心折れてる時間帯&足が痛かったので、ちょっと一緒させていただきました。
なんでもサダコさんはかつての記録保持者だったらしく、はるかに長い距離を来ているんですが、下りや平坦な道はちょいちょい走りを入れたりするぐらいの元気さがあります。

フルだとどこが一番つらいとか、今年は雨がないから全然いいとか色々喋らせていただきました。

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そんなこんなでCP21に着いたのは5/4の13:12、スタートから26時間12分経ってました。





【CP21:越の大橋西詰:178.6km - CP22:大手通交差点:191.0km】



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楽しかったサダコさんとタマイさんとの旅路もここまで
気持ちが戻ったので走ることにしました。

が、やはり脛が痛い。

リズムを決めて走ったり、少し走ったら歩くみたいなことをしてみたんですが、やはり痛い。
痛い痛いと文句をいってもしょうがないですが、痛いです。
ただやめる理由にはならない。いや、そこまでこだわってなにかあるわけじゃない気もするけど、なんかこだわりたいんですよね。
このレースはド田舎を走っていると思いきや、傍らには線路が通っているので、待ちさえすればいつでもリタイアが出来ます。
ここでは傍らに上越線がありました。

今までいろんなレースに出てきましたがリタイアしたことがないっていう意地もあるでしょう。
自分以上に頑張っている人がいるという心の支えもやめない理由でしょう。
チラチラとリタイアのことを考えるのは心が弱っているせいだなと思っていますが、辛い時間だったのか何度も考えましたね。

名案を思い付きました。

コンビニで氷を買って、レジ袋のなかに氷をつめて、アイシングしながら走ればいけるじゃん!

実際に行動に移すコンビニにつくまではそれなりに遠かったのですが、それだけで結構前に進む理由になりました。
妙見堰を越えてから17号沿いを走っていたのですが、途中から市街地の道に入ります。
といっても、工場地帯のような店がなにかあるような感じはしなかったですね。

小さい橋を越えて、コンビニが見えてきました。
橋のたもとにセブンイレブンがあったのですが、ちょっと店内に入るまで距離があったのでスルー。
50mほどいったところにローソンがあったのです。ありがたやー。

カップに入っている氷を買って、大きいレジ袋をいただきました。
ちなみに補給食はすべてコンビニなんですが、最初はパンとか食べてましたが、パンいらないってなってまして、おにぎりとか羊羹とか食べてましたね。あとわらび餅はずっと食べてました。

レジ袋の中に氷を入れて脛に巻き付けることはできるんですが、なんかフィットしない。
走るまでもなく、ちょっと歩くだけでずれちゃいます。
なにかないかなということでアームカバーがザックの中に眠ったまんまだったので、それを取り出して、氷を入れて結びつけることにしました。アームカバーは2本あるので、上下につけてみる。
これがめっちゃいい感じです。

さらに氷が余っていたので、Buffを首に巻いて、その中に氷を詰めてみることにしました。
これまたいい感じ。

痛みは気持ち和らいだ気しかしませんが、気のせいにして前に進むことにしました。

長岡駅につきました。

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CP21に着いたのは5/4の15:19、スタートから28時間19分経ってました。


【じかいは】


レース:第18回川の道フットレース(ハーフ/251km)完走記 その4
http://www.trailrunsugar.club/article/499314134.html





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