【はじめに】
こんにちは、砂糖次郎です。
川の道のレポートのおまけです。
前回はCP23からゴールまでの様子を書きました。
レース:走ってきたよ、第19回川の道フットレース その8 CP23-ゴール
http://www.trailrunsugar.club/article/503351613.html
【ゴール後の話】
ゴールした時間は23時半ぐらいだったので当然宿泊でした。
というか帰れる元気はなかったです。
完走証を受け取ったり、写真を撮ったりして、一息ついて先にゴールした人たちと喋ります。
SNSチェックのミタニさんもおりまして、喋ると足の腫れがすごくて普通に歩くのも難儀したとか。
と、いうかその状態でもゴールを諦めないのは素晴らしいと思いました。
ちょうどそのテーブルにスミオカさんもいたので、「俺、ロキソニンテープいっぱい持っているからあげるよ」と言われ、自分も貰っておきました。というのも足の裏も痛ければ、足の甲も痛かったので。
いったん、シャワーをあびて戻ってくる頃には痛いところは全身に広がっており、悶絶する痛さ。本当に骨折したのではないかと思うぐらい痛くて、びっくりしました。
慌てて先程貰ったロキソニンテープを足の甲に2枚、膝下に2枚、膝上に2枚、お尻に2枚貼りました。
海の家のフードは24時間対応してくださるとのことだったので、選んだのは味噌ラーメン!
なんていったってみんなが食べていておいしそうだったから。
食べてみたら、めちゃくちゃおいしくて完走してよかったなと思う一場面でした。
その後に5時間ぐらい寝たんですが、前述の足の痛さはひどく、何回も起きてしまいました。
それでも湿布を貼る前よりかはかなりよくなっていて、スミオカさんありがとうテープでしたね。
朝になったので帰宅なんですが昨年はタクシーで帰ったんですが、バス停がちょっと歩いたところにあるよということだったので、そちらに歩くことに。。。
ただ出るときに色んな選手やスタッフと会話していて、出たのがギリギリの時間。
バス停にいくまでに微妙なトレイルがあり、さらにギリギリになってしまったため、ちょっと走ったというのがありました。
おかげさまで間に合ったんですが、先にバス停に並んでいた人に「良く走れるね」なんて言葉をかけてもらいました笑
【補給計画について】
今回、コンビニ前提だったので補給計画もなにもないんですが、飲食店によってご飯を食べるということはほぼしなかったです。
したのは1回だけ飯山駅手前のすき家で朝定食を食べたぐらいかな。
色んなスタイルあると思いますが、時短っていうのもありますが、少しずつ食べたいって気持ちが一番だったので飲食店に入らなかった形ですね。やっぱりいちどきにご飯食べてしまうと血糖値が上がって眠くなるっていうのもありますし、血糖値を平準化するのは体の負担の意味合いでもいいかなと思っていたんでそうしてました。
幸いにしてコンスタントに走れていたので体温維持できていたっていうのも大きいと思います。
【眠気対策について】
今回、一応カフェインの錠剤は持っていきましたが、一度も飲みませんでした。
理由はカフェインに弱いからです。カフェインを摂りすぎると胃腸障害になりリタイアのリスクがあるので摂りませんでした。
幻覚を見たのは二番目の朝方なんですが、幻覚というより短い夢を見ていた感じでした。
さらに今回、薄暗い時間や真っ暗な時間に遠くを見て、「あそこまでいったら次の目標物が見えるかな」とか「前方に他の選手いないかな」とかは一切やらないようにしました。
やっても幻覚みるだけ!
心を鬼にして、前3メートルばかり見てました。
あと、眠い時に眠るのは戦略として正解だなと思いましたので、今後ともやっていきたいです。
【クリーム各種について】
レストポイントについて再出発するときや休息するときにクリーム各種を色々ぬりぬりするんですが、一応おさらいです。
出発するときはプロテクトJ1というワセリンを首、肩、腹、股、お尻、足まで全身に塗りまくってから出発していました。
おかげでマメゼロ。
でも、これは当たり前にみんなやっていることだから体質が関係しているのかもしれないですね。
雨が降るってときは小さいガーニーグーをザックに忍ばせて、雨が当たらない休憩ポイントではこまめにぬりぬりしてました。
あと、何回も出しているんですがPRローション。
これは普通に買うとボトルがでかいんですが、20mlのボトルを100円均一で購入し、小分けにすることで常に持ってました。
こまめに休憩していたんですが、その際に毎回、足をぬりぬりしてました。
効果は感じたと思います。塗っていないときよりも走れた気がしたので。
ただ結構べたべたになるので、別で持っていった小さいウェットティッシュが地味に役立ちました。
ちなみに20mlボトルは3本用意してました。
あとは塗ったものでいえば日焼け止めです。
アグレッシブデザイン トップアスリート サンプロテクト ファイターっていういつも使っているのがあるんですが、これを塗りまくりました。
川の道前に他のウルトラランナーから「日焼け止めクリーム効かないっていっている人はそもそも量が足りていない」ってことを聞いて、意識して多めに塗ってました。
今回の川の道の晴天時はとにかく日差しが痛くて、気温以上にダメージあるなって感じました。
だから本当は肌をさらさないのがいいのかもしれないですが、それはそれで暑いんで
日焼け止めクリームで日焼けダメージを軽減した形になります。
説明会のときにさらに購入しておまけでもらったリップクリームがよかったのか、唇がひりひりすることなくよかったです。
【ポジティブ習慣】
はい。今回得た教訓のひとつでもあります。
ポジティブになればなるほど痛みを感じにくいってやつですね。
ポジティブに走るってざっくり言っちゃってますが、これは引き出しのひとつじゃないかって思うことを紹介したいと思います。
感動するエピソードってあるじゃないですか。
それは恋愛だったりペットのことだったりでもいいんですけでも、自分は自己犠牲とか見返りを期待しないエピソードとか大好きなので杉原千畝の命のビザのエピソード、台湾のダムを造った八田與一のエピソードとか大好きなので、そういったこと過去にやっていたんだなって想起して、感動することを思い出すと苦しみ、痛みがなくなりました。
なので、こういったポジティブになれることを持っているのが引き出しのひとつなのかなって思いました。
【ナビについて】
今回、カロスの時計を買ってナビ機能を起動して、さらには携帯にはジオグラフィカを入れて走りました。
今までSuuntoユーザーだったのでカロスのナビを使って走るのは初だったんですがとても良かったです。
95%はカロスのナビだけで問題なかったですね。
縮尺も変えられるし、エレベーションマップでどこまで登るとか、あと何個坂があるのかも分かってよかったですね。
カロスのナビさまさまでした。
さらに1秒に1回のGPS取得なんですが51時間持ったのでレストポイントごとに充電すれば道中の充電がいらないのも大きかったです。
ただこのナビでルートから外れると振動で「外れてますよ」と通知がくるんですが、明らかにルートに乗っているのに外れていると何度も通知くるのは困ったものだなって思いました。
【データで振り返る川の道:スタート - 両神山荘】
記録で見るとペースは60kmぐらいまでは概ね6分半から7分
その後、97kmぐらいまでは7分半を越えることはない感じで一定のペースで走っているのが分かります。
97kmぐらいから徐々に標高があがっていくのでペースとしては安定しないのですがそれでもペース的にはそこまで変わらないかなって思います。
西武秩父に入るぐらいで歩きが多くなったのが分かりますね。
これは疲れもあるかと思いますが眠さっていうのが一番かなと。
走れるときは安定していますが歩き出すとダメですね。
心拍数は概ね120台でした。
この区間は22時間24分かかりました。
獲得標高は749m
【データで振り返る川の道:両神山荘 - 小諸】
山区間なので、ペースとしてはまったく安定していないですね。
心拍数も上がったり下がったり上下動してます。
ここで走れると強いですし、自分は登りが得意なはずですが長時間走ったあとだと全く、雨だったこともあり環境が重なると全然ダメだなっていうのがデータでも分かりますね。
この区間の獲得標高は1682mということなので、それだけ見るとそこまで登っていないとも思えます。
この区間は24時間57分かかりました。
【データで振り返る川の道:小諸 - 津南】
下り基調のこの区間ですが、データで見ると走れる区間もそんなに走っていないのが分かります。
体感では走っていたつもりでも長い間走れていなかったのでしょう。
野沢温泉とか栄村、津南では結構アップダウンあったような気がしますが、そんなにデータでみるとあがったり登ったりしていないです。
250km走ったあとでどれだけ出来るかって話になってくるかと思いますが、そこらへんが弱いってひとことに尽きますね。
区間は134kmなんですが最速1kmタイムは7分18秒でした。
時間的には25時間28分かかりました。
獲得標高は689m
【データで振り返る川の道:津南 - ゴール】
最初の山区間は安定していないですが、それでも、いいペースで走れていることが分かります。
小諸ー津南間よりも全然いいですね。
特に平坦になってからはキロ7分ぐらいで走れているのが分かります。
47kmぐらいからほぼほぼ完全にフラットになってくるので、そこまでが辛抱しどころなのかですね。
心拍数はめちゃくちゃ低くて基本的に100ぐらいで推移しています。
区間の距離は119km。
時間的には20時間42分でした。
獲得標高は374m
全体を振り返ると両神山荘 - 小諸が一番の難所だと思っていましたが、ペース的に苦しんでいたのは小諸 - 津南間でしたね。
折角ログとったので、色々わかったのはよかったと思います。
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