【はじめに】
こんにちは、砂糖次郎です。
先日、第一回が行われた『厳山ホ~』に参加してきました。
この厳山ホ~というレース。説明するのが若干ややこしいので、箇条書きでだいたい雰囲気をお伝えすると
・前日までコースが分からない
・ジオグラフィカとナビタビを両方インストールして地図をダウンロードすること必須。
・バッテリー必須
・チーム戦
・制限時間内にポイントをどれだけ集められるかが勝敗を左右する
というのがエントリーで明かされた情報でした。
チーム戦か。ハードル高いなということをTwitterで呟いたら@machaさんが一緒に出ようといってくれて、即決。
39kmで2800mということだけ明かされたので、とにかく登りの練習をしなければいけないということを胸に秘めて、トレイル練習を積んできました。
【前日の動き】
前日17時ごろに地図データが送られてくるとのことだったのですが、色々用事があったので21時ごろに確認して地図データを入れました。
ただジオグラフィカ、ナビタビには地図が入れられたんですが時計に入れることが出来なかったのでmachaさんに相談するとやり方を教えてくれて、無事、入れることが出来ました。
これで準備は万端。
ちなみに地図データをうまく入れられない人もいたようで当日いってくれたら教えます。とのこと。
参加名簿を見てもそこまで参加者が多いわけではないそうなので安心感を持って就寝しました。
ぐっすり
【当日の動き、スタートまで】
バスの送迎がチームごとなのでmachaさんと同じ時間の電車でいくことを約束。
当日、越生駅につくとワゴン車があったので最大人数8人のピストン運転で乗車。
運よく乗ることができて、受付。
ちなみに総チーム数は24チームでした。
ベンチで準備をして、荷物を預けたら説明があります。
まずアプリに地図データがちゃんと入っているか確認。ナビタビで役割分担をしてもらって準備をします。
ちなみに我がチームではmachaさんがナビタビでポイントを取る係。自分がジオグラフィカで案内する係でした。
ナビタビのほうが機内モードにせずに電波を常にONにしていないといけないため、優秀な携帯電池のほうが適任でした。
自分の携帯はわりと前の携帯なので、電波消費が激しかったため、機内モードでも動けるジオグラフィカのほうが都合がよいという形でした。
地図の確認が終わると、ナビタビがちゃんと動くかのテストでテニスコートを一周して、CPでちゃんとチェックされるか確認してくれとのことでした。
問題なく動いてテストは終了。
ただmachaさんのナビタビが音が鳴らないという問題はありましたが、まあ目で確認すればいっかということでそのままスタート。。。
なんですが、さすがにぬるっとスタートしすぎだぞということで一息ついてからちゃんと時計も準備してスタート。
ちなみにナビタビでスタートするとカウントダウンするので、用意できた人からスタートになります。
【第一エイドまで】
ニューサンピアをスタート。
いつものように緊張感があるようなスタートではないので、ジョグしてスタート。
しかもチーム戦なのでどのようにいくかなど話しながら走ったわけですが、早速見慣れない狭い路地で曲がって少しいくとCP。
なるほど。こんな感じね。
しばらくは細いロードをあっちに曲がったりこっちに曲がったりしていたんですが、時計にGPX入れているから安心だねと話しあっていたんですが、早速ロストしました。
明らかに道が外れています。
道を戻ってみると他のランナーが細ーい登山道というかバリエーションルートみたいな道に入っていくじゃないですか。
GPSを見ても、たしかにその通りの道。
入って登っていくと、たしかに道はある。道はあるけども、これは明らかに歩かれていない道。
バリエーションルートの中でもかなり歩かれていないほうでしょう。
ただどんどん入っていくとさらに道が細くなり、そのうちどれが道か分からなくなる形になりました。
最初は時計のGPSを見ていたんですが、ちょっと限界ということでジオグラフィカに切り替えました。
machaさんはCPに近づくとナビタビで円に入ってポイント入ったということを確認する必要があるというのと時計で地図読みをサポート形になりました。
道なき道を登っていくとナビタビが反応してポイントが入ったりします。
ただこの最初のほうは本当にすごいレースにきたなって思いました。
途中から少しだけ慣れてきたのと、道が登山道らしく綺麗になってきたため、これ幸いとばかりに走って距離を稼ぎます。
しかーし、そんな慣れた道を気持ちよく走っていると、細くて一見分からないような道を見逃して外れてしまうため、常に右手でスマホをもって走ることにしました。
展望もなく道もない道ばかりでしたが、時たま林道に出たり、集落に出たりするんですが、ここはどこなんだという感じ。
今度入っていく道はまたもやバリエーションルート。いや電線を引くための作業道だったりすることもあります。
細い踏み跡があることをmachaさんと確認しあって、ダブルチェックで進みあっていました。
あと、チェックポイントがきちんと入っているか確認するのが大事なのですが、machaさんはCPを時計に入れていたため、ある程度の距離が読めるのも強いところでしたね。
ひとつひとつのCPもそんなに遠くないのも集中力を切らせることなかったので、良かったですね。
【第二エイドまで】
CP15がエイドであるということはmachaチェックによって分かっていたので、ようやく一息つきました。
ボラで入っているのが知り合いだったりして、4組目っていうのも教えてもらいます。
ただみんなスタートがバラバラなんで誰がどれぐらい速いのかは分からなかったりしますが、、、
パンを食べたりトマトジュースを飲んだり休憩していたら、ショートカットルートだけにあるCPもこの順位ならいけるよって教えてもらったので、再出発して、早速取りに行くことにしました。
CP17と18の間のロードから碑原峠のほうに行くと取れるんですが、前を誰も走っていない。
すごい速いチームがいるか、みんな取りに行っていないかどっちかちょっと話し合いましたが、話してもしょうがないかということで気にせず進むことにしました。
ただ前からランナーがきました。
ただチームじゃなくてひとりだぞ。なんでだ?
ってこれまた話し合ってみると、普通に練習で来た人なだけじゃないかって結論になりました。
そういえばゼッケンもないしね。
これが結構オクム人気もあるのか練習で来ているランナーが結構いて、そのたびに選手か?選手じゃないか?とひとり疑心暗鬼になってました。
結局、選手であったのは一組のみ。
またも推奨コースに戻ってみると、ちょこちょこ他の選手に追いつけたりするので、みんな行かなかっただけなのかなって思いましたね。
と、見どころは大体書いてしまったんですが、あとはひたすら道なき道を歩き、たまに走り、ロードに出たかと思いきやすぐにトレイルに戻り、足を草や枝で切り、進むに進んでいました。
中盤当たりは行くか行かないかっていうルートではなく、そのまま進むとCPを取れないけど、細くて分かりづらい道を曲がるとCPを取れるといったいやらしい場所が割とありましたね。
ただどちらかが外れたことに気づくので、ちょこちょこ修正して取り逃すことなく、進みました。
特に衝撃を受けたのは沢沿いの道を行く道。
今まで沢チックなところもなんとか足を濡らさずにきたんですが、そこはそんなこと言ってられないような沢沿いの道。
しかも整備されていない道なので、結構慎重に進みましたね。
【第三エイドまで】
エイドではおいなりさん食べましたね。おいしかった。
ボラの人たちと喋ったり太田さんと喋ったり、とにかく楽しかったです。
なんだかいつもよりもエイド食がおいしく感じられました。
再出発。今度はどんなコースを見せてくれるんだろうと思っていたら、膝下がっつりあるような渡渉。
雨が強いと体が持ってかれるような深さがありました。
そこからまたもや道なき道。
ただ結構慣れてきたので、道なき道だと思っていたんですがあとで振り返ってみると、微かに道があったり、作業道を示す杭が打たれていたり、すずらんテープが張っていたり、なにかしらの痕跡を見つけるのがうまくなってきました。
いやこの目印を見つけて、いかに走りやすい、歩きやすい道をいくかがこのレースの肝な気がしてきました。
「推奨コースをGPXで作成したよ。だから出来るだけ走ってね」って具合に。
自分も登山出身ですし、machaさんも山経験が豊富なので、踏み跡を見つけたりするのが速かったのがよかったのかなと思いましたね。
ただそれにしてもいつもの走りやすいコースとは違って、めちゃくちゃ疲れる。
右手でずっとスマホを持っているんですが、さすがに危険なところもあって、そこではスマホを腰ポケットにしまって進んだりもしました。
いや、もしかしたらスマホをずっと持って走るってレースはこのレースなのかもしれない。
天気予報どおりに昼過ぎからポツポツと雨がきたので、ジップロックをかぶせてスマホを確認して走っていましたが、電池が怪しくなると今度は充電器を挿しつつ、ジップロックをかぶせて確認してました。
【ゴールまで】
第三エイドではフルーツポンチ食べたりしました。コーラやいつも飲まないカルピスとか全部うまかった。
おにぎりも1人1個までもっていっていいということなので、たけのこご飯をポケットにしまいました。
さらにここでは水シャワーを借りることが出来たので、頭から水かぶりました。
雨は少し降っているんですが、山に入るとそこまで意識しなくていいというのと、ムシムシしているため暑かったですね。
ここからは大きく山としては雷電山、堂山、そして最後に弓立山に登ればおわりっぽいので、残りタイムを計算しつつ、どこまでポイントとれるか相談したんですが、これ以上ショートカットルートだけにあるCPはとらずに順当にゴールだけ目指そうという形になりました。
時間はまだ余裕が少しだけあったんですが、やはり道次第でタイムオーバーになる可能性があったので、ここは安全策を選んだ形ですね。
ただ雷電山、堂山の道は多少のバリエーションルートということはあれど、登山道が多く、かなり走ることができました。
今までの経験から、「え?こんなに走りやすくていいの?どっかで道を外れない?」って何度も走りながらジオグラフィカで地図を確認してましたが、気持ちよく走ることが出来ました。
最後にご褒美だったのかも?
弓立山の登りの地点のCPでショートカットルートと弓立山に登るかを選べるんですが、あと1時間半で5kmほどだったので、迷わず登るルートにしました。この山しか見ていなかったですが、基本は登山道だけを辿るように見えます。
それなら余裕あるだろうということで最後の山を堪能。
雨も止んで、景色がかなり綺麗でした。
ロードに出てもこの綺麗な景色を堪能してずっと走っていきました。さすがにここからゴールできないはないよねと話し合って、あとはロードだけを走ってゴール。
なんとゴールした時点で「今、暫定1位だよ」と教えてもらいました。
ただ後ろを走る1組が自分たちがとっていなかった2か所のショートカットルートのCPをとっているらしく、無事にゴールしたら負けるだろうということでした。
ただゴール後は話しかけていただくことも多く、ゴール後も色んな選手と話したりしたり、お風呂入って、戻ってみると、なんと優勝してました!
予期していなかっただけにめちゃくちゃ嬉しかった!
トレイルランとロゲイニングをMIXしたこのレース。かなりおもしろかったのでおすすめです。
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