レース:諦めるな!第10回彩の国100マイル その3(桂木観音(S1-1)から桂木観音(S1-2)まで)

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【はじめに】



こんにちは、砂糖次郎です。
前回はノース慈光寺のところから、桂木観音(S1-1)までの様子を書きました。

今回はその続きになります。


【6.桂木観音(S1-1)ー7.高山不動尊上の旧茶屋:69.7km:11位(10:48:19)】



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桂木観音に着きました。
なんだかエンジンがまだ全然かかりません。
満腹感は変わらずあり、またいつのまにかノースで痛めた膝が痛いです。
サンピアで膝テーピングを追加したんですが、この桂木観音までの過程で汗なのか、PRローションのせいなのか剝がれてしまいました。

エイドで食べすぎるのは考えものだなという感想を抱きましたが、つい桂木観音であったフルーツポンチを食べてしまいました。
案の定、満腹感は継続。フルーツポンチなら大丈夫かと思っていましたが、そんなことはなかったようです。

ノースの後半から雨が上がり、気温は上がる一方。
日没まであと少しありますが、暑くてしょうがないので、ドリンクをたっぷり補給し、再出発しました。

また今年は公衆トイレの近くにエイドがあるわけではないので、トイレによって手と顔を洗いました。

まずは関八州見晴台に行く道。
足を結構使ってしまったので、歩きしか出来ないですが、テクテク登っていきます。
んー。一時期ペースダウンしたけど、いつ頃に戻ってくるのだろう。

歩いてしまうと関八州見晴台の道まではかなりあるように感じるんですよね。
途中、何度か林道に出るんですが、そこがちゃんと進んでいる合図。
今までと違って、速度が遅くなってしまったので、数人にパスされますが、そんなことを気にしてはいけない。

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もうすぐ夜になってしまうため、関八州見晴台の写真とっておきました。
夜になると、なかなか写真とらないですからね。

下っていくと、高山不動尊のエイドにつきました。





【7.高山不動尊上の旧茶屋(S1)ー8.竹寺(S1):80.2km:13位(12:58:19)】



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またもやなにを食べたか忘れちゃったんですが、チキンクリームシチューとエイドメニューに記載ありました。
食べました食べました。
疲れたので、椅子に座って食べたのかな。
暑かったので、着く前に手持ちのドリンクをすべて飲み干し、お茶をついで飲み、さらに出発の際には水とお茶を満タンにして出るぐらいでしたね。夜になれば、涼しくなってくれるといいけどと思っていたことを覚えています。

下りの足も損傷してきましたので、そんなにスピードを上げては下れませんが、西吾野に行くまではライトなしで行けそうだったので、激下りを慎重におりました。

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さらば太陽。こんにちは夜の時間。





魔界のトンネルを過ぎたらすぐにヘッドライトと腰ライトを取り出して装着しました。
まだ微妙に明るいところもありますが、樹林帯はかなり暗くなっていたので、ちょうどよい時間だと思います。
さて、これからサウスの辛いところが始まってきます。
気を引き締めますが、もう疲れているので、登りの歩きを出来るだけ頑張るぐらいしかできないです。

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まずは子の権現までの道。
ここは体感結構登りますので、どうせすぐ着くだろうとか考えずに、目印である分岐やイモリ山を越えることで進んでいることを確信します。
本来は走れるところもあるんですが、ライトをつけても短く区間しか見通すことができずに安全策をとって歩き多めになってしまいます。

なんとか子の権現につきましたが、元気でないけどまだ一休みするほど元気ないわけではないので、そのまま挨拶だけして先を急ぎます。

子の権現から竹寺までは平行な部分が多く、昼間だったら走れるんですが、道が細いこともあり、若干ガスっていることもあり、ここでも安全策の歩き多め。

走るときは腰ライトをつけて、道の濃淡を明瞭に。
ヘッドライトの位置でガスが拡散してしまうときはヘッドライトを消して、腰ライトを強力にするなど細かく細かく操作していました。
腰ライトはあんまり長さを調整できないように固定化してしまっているためか、微妙に揺れて手で押さえないと若干揺れて目が疲れる。
反省点だなと思いつつ、なんとかその形で進めることが出来ましたので、あんまり気にせず前だけみて進みました。

なんだか西吾野らへんまで他のランナーにちょいちょい抜かれていたんですが、全然他のランナーみなくなっちゃいました。

今年変わったコースの竹寺上の鐘楼をみてから竹寺エイドにつきました。





【8.竹寺(S1)ー9.kinoca(東吾野)(S1):80.2km:14位(15:21:04)】



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相変わらずエイドメニューを覚えていないのはなんでだろうと書きながら考えてみました。
疲れているけど、先に急がなきゃいけないという気持ちが強いので、ひとつひとつのエイドを堪能する時間がなくて忘れるのではないかという結論に至りました。

エイドメニューみたら豚汁と稲荷でした。うん。ちゃんと食べたこと覚えています。
そしてドリンクをがぶ飲みしたことも覚えています。

腰を落として食べたものの、そんなに長居することなく出発。出口のところにブラボーおじさんが「ブラボー、ブラボー」言ってて、ちょっと元気出ました。

さあここが一番の正念場です。

竹寺を一旦下って、登り返し。ところどころに街灯があるというだけで元気になります。
その後は林道が少し走れるけども、そこから登山道に入り、激下りが始まります。
夜なので、慎重に下ります。午前に降った雨はノースだとズルズルに滑る箇所があったものの、この時間になってのサウスだとそこまで気にならないかなという感じ。
下草が濡れているということはあるけども、それよりかはガスって見えづらくなるのが難点。

激下りを越えてロードに出たら、とりあえず一安心。

今度は前坂までの道だけど、ここはそこまで道は険しくなく、ゆるく登って降りるだけ。

またロードに出たら一安心。だけど今度は飯能アルプス。
下りも慎重にいくため走れるわけじゃないけども、登りはそこそこで歩きます。
天覚山まで続く連続ピークはそれぞれのピークにオレンジのテープが張ってあって、P26までいけば天覚山なことを覚えています。
が、夜ということもあって、いちいちテープを探すのが面倒くさい。

なので、大高山あるということだけ確認したら、あとは時計のエレベーションマップだけ見てました。
時計はペースや距離をみてもしょうがなく、ルートももう迷わないだろうというのが分かってから、エレベーションマップ固定になっていましたね。
あと、やはりこの時間は補給をおろそかになりがちなので、45分ごとになるアラームがなったらわらび餅なり食べていました。

途中、3人組のマイラーが勢いよく進んでいって、飯能アルプスでも元気いっぱいに進める計画性に感嘆したのを覚えています。

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ただ自分のほうは這う這うの体で天覚山に到着。

尾根沿いのルートもなんとか降りて、下界に出ると一安心。
東吾野の駅のトイレに寄って、顔をあらってからkinocaにつきました。
やっぱり相当疲れた!






【9.kinoca(東吾野)(S1)ー10.桂木観音(S1-2):102.3km:14位(18:04:22)】



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kinocaは肉うどんを食べて、回復したつもり。
正直ここらへんの記憶は断片的にしかないです。
右ひざは痛かったですが、感覚がマヒしてきて、痛いんだけどそこまで気にならなくなりました。
満腹感は途中から消えたけど、食欲はわかず、ただアラームがなったら定期的に食べてました。
やっぱり暑かったので、レモンわらび餅はするする入っていい感じです。また固形食もなかなか唾が出てこず飲み込むのが難しい時間帯がありましたが、意識的にもっとドリンクを飲んでいくと収まりました。

ただ、登りの足はそこまで復活はしませんでした。
自分が頑張れる範囲で早歩きで登る。
下りも慎重におりるところは慎重におりる。走れるところは数秒でも走る。

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ユガテまでの登り返しは意外に長く、前のことしか考えられなかったんですが、気が付けばすぐ過ぎ、北向地蔵まで出ることが出来ました。

ここで知り合いがちょうど私設エイドをやっていただいたので、おいしいきゅうりをパクリ。
ついでに水ももらって、残りの区間の水切れの心配はなくなりました。

そのあとはグリーンライン沿いの何度も登った道なんですが、一本杉峠までの道が意外に遠かったです。
心理的に疲れていたのでしょう。

やっとついたと思ったら、少しだけ走れる区間。

そして警戒しないといけない鼻曲山です。
ここは登りはいいんですが、下りは結構テクニカルで、自分が過去出たぐるぐるMAXでは事故が起き、大会中止になったこともあります。
ヘッドライトがガスを照らし、非常に見えづらくなるなか、ただヘッドライドの明るさは欲しいので、腰ライトとともに慎重に慎重に降ります。

なんとか降りきり、一回ロードに出たらあとは少しいったら、桂木観音です。

ようやく戻ってきた感じがあります。




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