【はじめに】
フルマラソン前になると、
「これを食べた方がいい」
「これは避けた方がいい」
みたいな話が一気に増える。
最近もそんな投稿を見て、
正直なところ
「フルでそこまで気を遣う競技だったっけ?」
と思った。
準備が大事なのは間違いない。
ただ、食事が占めるウェイトは、思われているほど大きくない気がしている。
【フルマラソンは“準備の話”が増えやすい】
フルマラソンは参加者が多く、
初心者からベテランまでが同じレースに並ぶ。
一度失敗すると30km以降が一気に崩れる。
そのため「失敗しないための準備」がとにかく語られやすい。
その中でも食事は、
分かりやすく、真似しやすく、努力している感も出る。
だからどうしても話題の中心になりがちなんだと思う。
食事は大事。でも主役ではない
誤解のないように書いておくと、
食事を軽視しているわけではない。
ただ、フルマラソンで結果を左右する要因を並べると、
・ペース配分
・脱水
・胃腸トラブル
・脚の使い方
このあたりが支配的で、
「前日に何を食べたか」が直接の原因になるケースは、
実際にはそこまで多くないと感じている。
【何を食べるかより、何を食べないか】
自分が意識しているのは、
「これを食べると速くなるか」ではなく、
「これはリスクにならないか」という視点。
脂っこいもの、
食べ慣れていないもの、
明らかに胃に残りそうなもの。
こういうものを避けるだけで、
当日のトラブルはかなり減る。
細かいルールを増やすより、
いつも通り食べられる状態を作る方が大事だと思っている。
【実は、食事はめちゃくちゃ気にしていた】
ここまで書いておいてなんだけど、
振り返ってみると、
自分は食事を気にしていなかったわけではない。
むしろ逆で、
体重はかなり気にしていた。
・普段はタンパク質中心
・PFCバランスは通年で管理
・酒は一切飲まない
・レース直前に食生活を変えない
いわゆる「フル前に何を食べるか」は気にしていなくても、
日常の食事管理という意味では、相対的に見てかなり気を遣っていたと思う。
だからこそ、
直前の食事調整が相対的に軽く見えていただけなのかもしれない。
【フル前の食事は“微調整”】
フルマラソン前の食事は、
魔法でも必殺技でもない。
日常の食生活が整っていない人には効くし、
日常が整っている人には効果が小さい。
チェックリストを増やすこと自体が悪いわけではないけれど、
誰かの成功例をそのまま真似する必要もないと思っている。
この感覚は、フルだけの話ではない
ちなみに、この感覚はフルマラソンに限った話ではなく、
トレイルランやウルトラでも共通していると思っている。
距離が長くなれば補給の重要性は増す。
ただそれでも、効いてくるのは
当日のテクニックより、日常の積み重ねだ。
当日だけ食事をいじっても、
ベースができていなければどこかで破綻するし、
逆に日常が整っていれば、
多少の誤差があっても立て直せる。
【まとめ】
フルマラソン前の食事は、
不安を減らすための準備であり、
失敗確率を下げるための保険ではある。
でも、結果を決めるのは
日常の積み重ねと、当日の判断。
自分の場合は、
「前日に何を食べるか」よりも、
普段どう食べて、どう体重を管理しているかの方が
よほど重要だった。
準備は大事。
ただ、その中心は意外と地味なところにある。

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