【はじめに】
42km走った翌日、なぜか異常に腹が減る。
「走ったんだから当たり前だろ」と言われそうだが、冷静に考えると少しおかしい。
フルマラソンで消費するカロリーは、体重60kgでせいぜい2,500〜3,000kcal。
数字だけ見れば、だいたい1食分くらいだ。
それなのに翌日は、1食どころか「ずっと何か食べたい」状態になる。
この違和感が気になって、少し調べてみた。
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【筋肉が壊れると、体は「食え」と命令する】
長時間走ると、筋肉は微細に損傷する。
体はそれを炎症反応として検知し、「修復するための材料が足りない」と判断する。
そこで働くのがホルモンだ。
• グレリン:空腹感を強める
• レプチン:満腹感を弱める
• コルチゾール:ストレスホルモン。血糖を保ちつつ食欲を高める
要するに、体は
「今すぐ栄養を入れろ。筋肉を直す材料が必要だ」
と脳に指示している状態になる。
【レース中は空腹が“消えている”】
走っている最中、空腹をほとんど感じない人は多い。
これはアドレナリンなどの影響で、食欲が一時的に抑えられているからだ。
その抑制がゴール後に解除されると、
今まで感じていなかった分もまとめてやってきて、
「異常に腹が減る」という感覚になる。
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代謝と睡眠も、地味に効いている
フルマラソン後は、回復のために代謝が一時的に高くなる。
さらに疲労で睡眠の質が下がると、食欲ホルモンのバランスも乱れやすい。
このあたりも、翌日の腹ペコ感を後押ししている。
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【自分の場合】
自分は普段、プロテインを1日2回ほど飲んでいる。
ただ、明らかに筋肉が壊れている感覚があるときは、
1日4〜5回、1回20gずつに増やす。
甘いもの、しょっぱいもの、辛いもの、肉。
とにかく「いろいろな種類の味」が欲しくなる。
調べてみると、これは脳が
「特定の栄養素だけでなく、幅広い材料が必要だ」
と判断しているサインらしい。
【結論】
フルマラソン翌日の空腹は、
「42km分のカロリーを使ったから」だけでは説明できない。
筋損傷と炎症、
それに反応するホルモン、
レース中に抑えられていた食欲の反動、
代謝や睡眠の影響。
それらが重なって、体は
「思っている以上に食え」
と命令してくる。
ただし、この状態はずっと続くわけではない。
ホルモンが落ち着けば、食欲も自然に収まる。
つまり、翌日の異常な空腹は、
体がちゃんと回復しようとしている証拠でもある。

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